Sさん

勤続65年。設立当初から、金久保製作所の製造を支えてきたベテランエンジニア。

やりがい・楽しさ

一つの材料から形状が変わる。それで製品としてお客様にお届けができる
そういったもので、形状が変わるということは非常に自分としては満足をしている気持ちになります。

こだわり

ものづくりに対する意識は、昔も今も変わっていないです。
特別な技術は持っていないんですけれども、ただ図面にあった精度というか、
面粗度(表面の粗さ)などは、希望しているものに沿うように極力こだわって、ものを作っています。

技術の継承・伝えたいこと

汎用旋盤の場合には、切削工具で作り方が非常に難しいものですから、
そういったものを今ある機械で工具を作って、それで切削をする。
そういうことを継続したいとは思っております。

指導や継承をする難しさは感じていますが、自分が機械を使っているところを見て、覚えていただきたいです。
声をかけてもらえれば、自分の知っている限りのことは伝えようと考えております。

職務に感じること

やはり日本の製品は世界的に精度がいい。
それを機械部品だけではなくて、いろいろな家庭用品なんかも、外国人があえて買いに来る。
そういった面では、日本の技術は世界一だと思っております。

日本は工場関係でも優れた技術を持って世界に通用するようなものづくりをしていると思っていますので、
日本の工場、機械会社の工場に携われて満足です。